新記録と未来のスポーツ

　前回はフェアプレーの件を書いたが、今度は記録の事を書くとしよう。
　
　野球を知っている人はとっくの昔にご存知だろうが、２００１年からメジャーリーガーとなったマリナーズのイチロー選手(本名　鈴木一郎)が日本・メジャーでの通算安打記録が日本時間１７日に満塁本塁打を放ち３，０８６本とし、通算安打日本記録保持者の張本勲さんの記録に並んだ。

　翌日には張本さんの観戦する試合で３，０８７本目となる安打を放ち日本人記録を更新したようだ。

　メジャー記録と日本記録の為、参考記録という風になってしまうかもしれないが、それでも張本氏が１，９８１年に引退してから誰も達成される事の無い日本記録安打の数字を、抜きさっていった事がいかにすごい事かお判りになるであろう。
　
　驚異的な安打を量産する事から、昭和時代に活躍した張本さんのあだ名にちなみ『平成の安打製造機』という呼び名まであるほどである。まだまだイチローにはメジャー通算安打記録の２，０００本安打や、メジャー新記録となる9年連続２００本安打など期待されている記録が数多くあるのも事実である。
　
　この未曾有の不況の中、明るいニュースが流れるとほんの少しだが楽しい気持ちになってしまう。

　私の様な凡人には到底分からない悩みもあるだろうが、イチローを初めとするトップクラスのスポーツマンには、難しいとは思うが偉大なる先輩達が築き上げた記録を目標とし、塗り替えていっていただきたい。

　運動が得意で無い私だが、これからの日本のスポーツ発展に期待している人間の一人である。世界に通用するスポーツマンがしのぎを削りあい、互いに奮闘し合って活気のあるスポーツが行われている事を願いたい。

　そしてその目標に打ち込む姿を見て、次の世代の子供達が夢と憧れを描き、そのスポーツ選手と同じフィールドに立てる事を目標とし、その実力をぐんぐんと伸ばし発揮していって欲しいものである。

　私が老人と呼ばれる年代になった時にも楽しいスポーツ観戦が出来る事を楽しみにしていきたいものだ。

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