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戦略とフェアプレー [感想・所感]

 私自体、運動は得意ではなく、『私の身体自体、運動する事が不得意なのでは?』と思ってしまうほど運動に苦手意識を持っているのだが、観戦することは大好きな人間である。

 もちろん、スポーツを見て活躍している選手を見ると憧れを持つし、うらやましいと思ってしまうほどだが、何せ身体が動いてくれない為、苦手意識が先行してしまうらしい。

 そんなスポーツ観戦が好きな私や、スポーツマンが聞いてもがっかりする出来事がある県で起きてしまったようだ。

 少し前の事になってしまったが、某県の中学校のフットサルの試合で、監督の指示があった為、オウンゴールを6回も繰り返し、結果0-7で大敗した試合があったらしい。

 その訳が、決勝リーグ進出は確定しているものの、苦手意識のある強豪校と対戦したく無いという”策略”の元、決行された”戦略”だったそうだ。

 その市のサッカー協会がこの異常な試合を重く受け、県のサッカー協会に報告し発覚したそうだ。

 結果を言うと、その策略が見事的中し、その学校が優勝・・・・・・・という筋書きではなく、決勝リーグ初戦敗退と言う結果が残っている。

 県サッカー協会はその監督への処分として、「12カ月のサッカー関連の活動停止」の処分が下り、またそれを忠実に実行した学生も試合中レッドカードで退場処分となっているようだ。

 監督に下された処分は協会規約上『審判に対する暴力や脅迫などがあった時に下されるほどの厳罰』と成っているようだが、スポーツマンとしての精神を教える教育者としても、また中学生と言う子供たちに与える影響を考えると”甘い処分”と言われても仕方が無いような気がする。

 戦略を駆使し戦うことは昔からの知恵とされているが、フェアプレーやスポーツマンシップの精神を逸脱してまで行う事では無いだろう。そうなれば、勝利の女神様からも見放されるようになり、応援してくれる人の期待を裏切ってしまう事になるのは誰が考えても分かるはずであろう。

 大会開会式などで行われる選手宣誓の言葉を心の中心に置き、審判・選手・監督もプレーをして欲しいと思ってしまう出来事であった。

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